優雅を信条とするきりたんは子や孫たちには方言ではなくお嬢様口調で話すよう教育していましたが、その甲斐もなく東北から九州の方に移り住んだ結月家では方言がガンガン飛び交うこととなりました。関東の姉妹のいる町に越してきてからゆかちゃんの訛りはだいぶ薄れましたが、たまに実家の父母と話したりするとやっぱりまた微妙に戻っちゃうようです。

きりたんは居候初期こそゆかちゃん(と茜)に口調を改めるよううるさく嗜めていたものの、最近ではもうほとんど指摘することはなくなりました。言っても聞かない奔放な孫たちに根負けしたのが半分、方言の持つ暖かみ・魅力を理解したのがもう半分のようです。